あなたは、
「トールペイントを始めたいけど、どの筆を使ったらいいの?」
とお悩みではありませんか?
今日は、私が長年トールペイントをしてきて、
最初に揃える筆は、どのサイズがいいか?
どのメーカーがおすすめか?など、
筆について、知っている事をお伝えしていきますね。
最後に、筆を長持ちさせるための
(ちょっとした)豆知識も書いていますので、参考にしてみてください☆
トールペイントはジャンルによって使う筆がちがう?
実は、トールペイントでよく使う筆って、
描くジャンルによって違うんです。
トールペイントのジャンルは、大きく分けて
アメリカンとヨーロピアンの2つがあります。
「アメリカン、ヨーロピアンって何?」とお思いですか?
トールペイントは、
もともとヨーロッパ各地で発祥したフォークアートが、アメリカに渡って広がったものです。
日本では、
ヨーロッパで描かれていた描き方をヨーロピアントールペイントと呼び、
アメリカに渡って広まった描き方をアメリカントールペイントと呼びます。
(もう、そのままですね。笑)
ヨーロピアンは、
(習字のように)決まった筆遣いで描くことが多く、
主に丸筆を使います。
アメリカンは、
ベースコートの上にシェード(影)、ハイライト(明るい部分)を乗せるという特徴があり、
主に平筆を使います。
こんな感じで、使う筆が違ってくるんです。
トールペイントの筆のおすすめの種類・メーカーはこれ!
前置きはこれくらいにして、パパッと(笑)
「トールペイントのおすすめの筆」をお伝えしますね。
まずは、以下の種類・サイズの筆を揃えると良いです。
【アメリカン】
・大平3/4(四分の三)インチ
・平筆 8号
・丸筆 4号
・ライナー 10/0(ゼロ分の十)号
・ステンシル筆3号
【ヨーロピアン※】
・大平3/4(四分の三)インチ
・丸筆 8号、6号、2号
・ライナー10/0(ゼロ分の十)号
(※ヨーロピアンはスタイルが幅広いため、今回はその中の1つの様式「アッセンデルフト」で良く使う筆を記載しました。)
大平3/4インチは、広い面を塗る(下地や仕上げをする)時に使います。
細い筆(ライナー筆など)は、
穂先が短いほうが、最初は扱いやすいです。
ちなみに、「アメリカンとかヨーロピアンとか、ごちゃごちゃ言ってよく分かんないな・・」って場合は、
とりあえずアメリカン(で使う筆)を揃えるのが無難です。
これから始めようと思っている方の、最初のトールペイントのイメージって、アメリカントールペイントである場合が多いからです。
(Googleで「トールペイント 画像」で検索してみても、アメリカンの作品が多く表示されます☆)
トールペイントの筆のおすすめのメーカーは?
また、トールペイントの筆でおすすめしたいメーカーは、アシーナ筆のラヴィアです。
私は今まで、3種類くらいのメーカーの筆を使ってきましたが、
アシーナ筆のラヴィアが、一番持ちが良く、
(他のメーカーのものに比べ)使いこなした後でも、
筆先がバラバラになりにくかったです。
ただ 良い筆なだけに、お値段は少し高めです。
筆の使い方・筆の持ちが良くなる豆知識
トールペイント用アクリル絵の具は、乾くと固まるので、描いたら筆を水入れにつける意識が大事です。
筆を使った後は石けんを付けて、毛先の流れにそって丁寧に洗い、
穂先を整えてしまっておくと、持ちがよくなりますよ☆
特にニスや下地剤を塗った筆は、
(丁寧に、)しっかり洗いましょう。
まとめ・筆の買い足しかた
そして、今回書いた筆の種類は、
あくまでも基本のタイプなので
トールペイントを続けるうちに、
もっと揃えたくなる時期が来ると思います。
そんな時に「別の筆が必要だな」と思ったら買い足すような形が、
一番、あなたにとって”ベストな筆が揃う”やり方だと思います。
筆の種類によって描き心地も違ってくるので、
描きながら試して、
しっくり来る筆を見つけてみてくださいね(^^)b
さて 次ページでは、
トールペイントのニスの種類についてお伝えします。