アクリル絵の具でガラスに描くには?ガラス絵の具との違い

あなたは「アクリル絵の具
ガラスに絵を描いてみたいなぁ」
と思ったことはありませんか?

「そんなに頻繁に描くわけじゃないから、
ガラス(専用の)絵の具を買うのもなぁ・・」

と考えてらっしゃるかもしれませんね。

なので、今回は、
アクリル絵の具でガラスに描く方法と、

さらに、
ガラス絵の具アクリル絵の具って何が違うのか?

についてお伝えしていきます。

ぜひ参考にしてくださいね!

アクリル絵の具でガラスに描く方法

まず、
アクリル絵の具ガラスに描く時の
ポイントは、

・専用の【下地剤】と、
絵の具に混ぜる【メディウム(溶剤)】が必要。
自然乾燥で仕上げる。

という点です。

描く時の、具体的な手順は、以下のようになります。

—————————

1.使用するガラスを、よく洗い
水気を切っておく。
アルコールで拭くのもOK)

2.ガラスに
クリアガラスプライマーを塗り、
乾燥させる。

3.水性アクリル絵の具
ガラス&タイルペインティングメディウムを混ぜ、
それを使ってガラスに描いていく。

4.描き終わったら、2週間、
自然乾燥させる

—————————

ちなみに、アクリル絵の具で描いた作品は、

あくまでも観賞用で、
食器として使うことはできません


食器として使いたい場合は、
陶器用絵の具で、ガラス素材にも使用可能な「ポーセレン150」などで描く必要があります。)

ガラス絵の具とアクリル絵の具の違いって何?

アクリル絵の具でガラスに絵を描く方法についてお伝えしましたが、


「そもそも、アクリル絵の具と、
ガラス(専用の)絵の具って、何が違うの?」

って、謎じゃないですか?


私も、不思議だったんで、調べてみました。


そこで分かったこと↓

ガラス絵の具アクリル絵の具

1、ガラスに描く時の工程の違い
2、成分の違い


について、これからお伝えしますね!

描く時の違い(ガラス絵の具とアクリル絵の具)

ガラスに描く時の
ガラス絵の具アクリル絵の具工程の違いは、


アクリル絵の具の場合は、
絵の具に溶剤を混ぜる必要があるけど、

ガラス絵の具の場合は、
その必要がないって所です


(ガラス絵の具も、技法の幅を広げるために、
溶剤を混ぜることはありますが、
”必ずしも”ではないんですね。)

また、

ガラス絵の具には色んな商品(種類)があるので、
それぞれで、
アクリル絵の具と違う点が異なります。


アクリル絵の具の場合は、

専用の下地剤と、
絵の具に混ぜる溶剤必要で、
自然乾燥で仕上げる

のですが、

これを、ガラス絵の具商品ごと比べてみると、

例えば、

【ヴィトレア160】は、

下地剤・仕上げ剤が不要で、
オーブン焼付けで仕上げる

【パームエナメル絵の具】は、

下地剤・仕上げ剤が必要で、
自然乾燥で仕上げる

ので、

【パームエナメル絵の具】は、
アクリル絵の具の時の工程と似てますが、

【ヴィトレア160】は、
ほとんど似てないですよね。



こんな感じで、

ガラス絵の具には、
アクリル絵の具の工程に、
近いタイプのものがあったり、

同じガラス絵の具“同士”でも、
工程が全く違うこともあるんですね。

成分の違い

ガラス絵の具アクリル絵の具
成分について調べてみると、

ガラス絵の具の成分は、
【アクリルエマルジョン、染料、水】

で、

アクリル絵の具の成分は、
【アクリル樹脂エマルジョン、顔料】
ということが分かりました。

かなり似ていますが、少し違いがありますね。


まずは、
「染料か、顔料か」という点。

染料は、何かを染めるために使われることが多く、
顔料は、塗料によく使われる成分です。


そして、もう1つ、
これは、あくまでも私の予想ですが、
アクリルエマルジョンと、染料・顔料の比率も異なるでしょう。

この2つの差で、
ガラスに対する、絵の具定着の度合いが変わってくるんでしょうね。

もちろん、基本的に、

アクリル絵の具よりも、ガラス絵の具のほうが
ガラスに対する定着は強いです。

まとめ

今回は、アクリル絵の具ガラスに描く方法から、

ガラス絵の具アクリル絵の具違い
について、深く掘り下げてみました。


ガラスに描く回数が少ない場合は、
アクリル絵の具でも充分ですが、

ガラスに描くことが多い場合は、
ガラス絵の具をおすすめします。


おすすめガラス絵の具については
こちらに書いているので、参考にしてみてくださいね!)

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